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国際金融アナリストの大井幸子が、金融・経済情報の配信、ヘッジファンド投資手法の解説をしていきます。

オクトーバーサプライズ その1 トランプ政権集団感染 副大統領候補の討論会でペンス圧勝

 10月に入ってすぐのサプライズは、「トランプ大統領がコロナ感染」、「大統領側近を含め、ホワイトハウスの主要な人々が集団感染」、「感染拡大はペンタゴンや軍指導部まで」・・・と言ったニュースである。

 ウィズコロナでトランプ氏が病院から執務室に戻っても、米国主要メディアはトランプ大統領に批判/非難を集中している。そして、バイデン優勢のニュース。

 何がフェイクなのか、誰が正しいのか?事実はどうなのか?全てを疑う必要がある。その上で、自分で調べて、事態を見極めないといけない。

 問題は、米国人がどのような価値観(ビジョン、世界観)を持って、現実を受け止めて、判断するかである。世界観は人が創り出すものであるが、その人のバックグランド、つまり、家族や民族、伝統、慣習や宗教、国や社会の成り立ちが世界観を形作ると言っても良い。

 米国は植民地からの独立以来、米国憲法を原点とした政府である。米国人がこの原点に立ち返り、現実的な判断をする場合、私が参考にしているニュースソースがある。マイク・ハカビー氏である。

 ハカビー氏は元アーカンソー州知事(1997-2007年)で、共和党から大統領候補になったこともある。最近の著書“The Three Cs That Made America Great: Christianity, Capitalism and the Constitution”は、米国の伝統的な信仰(福音派キリスト教など)や小さな政府派、護憲派も含む中道派の価値観にアピールしている。彼のTVトークショー(リンクはYoutubeが開きますは、夫婦働きながら家族を守っている健全な米国の中間層にアピールしていると、私は思う。

 そして、本日、副大統領候補の討論会が行われた。主要な9テーマについてモデレーターからそれぞれの候補者へ質問があった。速報によると、「失言ハリス」に対して、2.と6.の2テーマでは引き分け、残りのテーマではペンス圧勝である。

  1. コロナ感染拡大への対応
  2. 副大統領候補の健康状態
  3. 経済問題
  4. 気候変動
  5. 中国
  6. 外交、国際関係
  7. 最高裁の人事
  8. 人種差別問題
  9. 政権移行

 さて、今後クラスターとなったトランプ陣営はどう出るか?大統領候補による討論会は15日と22日に行われる。その間に、トランプ政権の打つ手としては、国民に直接1200ドルを支給するという財政刺激策がある。

 さらに、トランプ政権への追い風は、反中共の国民感情がコロナ感染拡大でいっそう高まっている点である。「三つのC」で「声なき声」はトランプ政権をどこまで支えるか?

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