グローバルストリームニュース
国際金融アナリストの大井幸子が、金融・経済情報の配信、ヘッジファンド投資手法の解説をしていきます。
9月になると思い出すことがあります。2001年9月11日、そして、2008年9月15日です。両方とも、多くの人々の運命を変えてしまった日になりました。毎年、9月になると「今年は何もなければいいな」と思います。さて、私が米国で過ごした1985-2006年の20年近い間に米国社会は大きく変わりました。そして、コロナショック以降も大きな社会変動が続いています。今回は、特に金融市場が1980年代からどんなふうに変わっていったのかをお伝えしたいと思います。
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世界の5つのリスク

認定NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム 藤原直哉理事長との対談音声です。

認定NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム 藤原直哉理事長との対談音声です。

ビットコインやフィンテック-金融とITの融合によって、さまざまなイノベーション(技術革新)が続く。

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アメリカ独立記念日に寄せて キャッシュレス社会はデジタルファシズムへの道標

今日7月4日は、アメリカ独立記念日です。アメリカ独立とは、英国の専制君主(植民地支配者)に勝利し、自由と独立を勝ち取った重要な日です。しかし、独立から247年経った今、もはや米国だけではなく、全世界に対して先制的な政府(統治機構)が支配的になっていく、つまり「グレートリセット」が侵攻しています。

日本の株高とサイレント・インベージョン(静かなる侵略) 広島サミットを機に「日本売り」が始まった 業界再編の名の下、国土も企業も切り刻まれて売られていく

日本の株高、バブル崩壊後やっと日経平均株価が3万3千円を突破しました。このまま4万円台まで上昇してほしいと、期待が高まっています。果たして株高は続くのか?そして、そもそも今、なぜこんなに株高なのか?日本の株高を牽引するのは外人投資家です。では、外人投資家が日本株を押し上げたアベノミクスの時はどうだったか?そして、今回は何が異なるのか?

せたがやお金の教室7月度セミナーのご案内

せたがやお金の教室では、運用の世界では著名な大井幸子氏をお招きし、7月は次のとおりセミナーを開催いたしますので、ご出席賜りますようご案内申し上げます。 1.日 時 2023年7月12日(水)18:30~20:002.場 所 京王線千歳烏山下車 徒歩1分 烏山区民センター3階 第4会議室 https://www.setagaya.co.jp/kuminkaikan/karasuyama/access.html3.テーマ「2023年後半の投資環境 

日本のXデー、どうする日本人?

米国はXデーを回避しました。日本にも債務上限問題はあるのか?日本ではGDP比で政府債務が263%と先進国の中ではダントツです。稼ぐ力よりも借金が積み重なり、国債の満期が来ると借り換えのために新規国債を発行していくという自転車操業の状態です。日本には議会で決められた「債務上限」が存在しないので、Xデーはないといえます。しかし、日銀が巨額のETFを保有する今、株価下落で日銀が債務超過となり、破綻するのではないかという論調もあります。注目は、4月に就任した植田総裁の手腕です。

デットシーリング(債務上限問題)、あり得ない米国デフォルト、歳出削減となれば、ウクライナ戦争も終わるのか?

このところ米国の債務上限問題がニュースのヘッドラインを賑わせています。米国では予算が通過しても、政府が国債発行などで債務を積み上げる枠には制限があります。公的債務が法定上限に達すると、政府はそれ以上の借金ができません。議会の承認を得て限度額を引き上げなければなりません。それができない場合には、資金調達ができずに定義上、米国債は債務不履行(デフォルト)に陥ります。…

銀行破綻危機が続く中、FRBは利上げを実施 アメリカの古き良き時代は去りつつある・・・

3日に米国ではFOMCがあり、FRBは予想通り0.25%の利上げを実施しました。パウエル議長は景気が減速していること、特に金利に敏感なセクター(住宅や金融)が冷え込んでいることは百も承知で、タカ派スタンスを貫いているので、景気後退リスクは高まり、先日のファーストリパブリック銀行破綻から、リーマンショックを超える銀行破綻と信用収縮が懸念されています。

米当局の矛盾する銀行救済政策、市場リスクは高まる

3月22日にFRBパウエル議長は予想通り0.25%の利上げを実施しました。シリコンバレー銀行とシグニチャー銀行の地銀2行が破綻し、地銀の破綻懸念が広がる中、FRBは金融引き締め続行します。また、イエレン氏は議会の金融サービス委員会で「預金保険公社への全面的な資本増加は考えていない」と発言しました。パウエル氏が「銀行預金は安全である」と発言する一方で、イエレン氏の発言には矛盾する内容があり、一貫性を欠いているといった不信感が広がっています。

相次ぐ銀行破綻 モラルハザードで、バイデンとイエレンは資本主義を破壊する

3月10日に米国の地銀、シリコンバレー銀行とシグニチャー銀行が相次いで破綻し、人々が預金を引き出そうと窓口に行列する様子が報じられました。今のところ、欧米の政府、金融当局、中央銀行は銀行が連鎖的に破綻していく危機を食い止めようとしています。そうした中で、米国では「モラルハザード」が拡大しつつあります。シリコンバレー銀行救済には政治的「忖度」があるのです。

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