グローバルストリームニュース
国際金融アナリストの大井幸子が、金融・経済情報の配信、ヘッジファンド投資手法の解説をしていきます。

建国の礎とは

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 威力業務妨害でインターネットで他人になりすました容疑者が逮捕されたというニュース。昨年秋、インターポールで活躍するネット犯罪専門家Bさんと話す機会があった。「ネットは精神の下水道」で、チャットなど90%が誹謗中傷とダークな内容だとBさんは語る。ネット上の匿名性が陰湿な人間性を露にさせ、犯罪へ駆り立てていく――暗く陰湿な空間がネット社会の裏側に広がっている。
 日本ではネットやITも含め「情報を守る」という意識が非常に薄い。Bさんによると、中国ではハッキング専門の頭脳集団(大学院卒レベルのシステムエンジニア)が5万人いるのに対して、日本の警察ではわずか7百人程度。実際、様々な日本の機密情報は漏れ放題だとBさんは指摘する。日本の警察官僚組織の体質が古くて21世紀の「超限戦」(非戦争の軍事行動)に手が回らない、あるいはそうした危機にすみやかに対処するシステムすらないのか。
 今日は建国記念日。建国の礎としての安全保障について考えてみるとき、日本は丸裸で世界の中に立っているという気がする。アルジェリアの人質問題もそうだ。海外で稼がなければならないというならば、せめて日本人一人一人が情報と危機意識を持って自らの身の安全を守っていかなければ。。。

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