2011/05/27

財政規律はどこへ: モラルハザードはいつまで続くのか

 ギリシャ問題が欧州市場を不安に陥れている。ギリシャの財政赤字はちっとも改善していないし、ギリシャ政府に改善の意欲も見られない。本来ならば、「パルテノンなどすべての国家資産を売り払ってでも借金を返済す...

2011/05/20

活きたおカネの使い方、復興ファンド

  「復興ファンド」を提案する。増税の前に今あるおカネを十分活かす必要がある。現場を知る人、専門知識のある人、リーダーシップの取れる人におカネを回して初めて、おカネは「お値段以上」の価値創造をしてくれ...

2011/05/09

それでも世界は成長を続け、日本は?

 オサマ・ビンラーディンの死、そして先週のコモディティ市場の急落、円高など、ゴールデンウィーク(GW)の間に世界ではいろいろなことが起こった。  オサマ・ビンラーディンは既に過去の人になっていた。そ...

2011/05/01

復興ファンドが防波堤になるか? モラトリアム法の堤防がなくなるとき

  日本には基本的人権がない、基本的人権を定めた市民と政府の契約を現政府は守っていないし、守る気も能力もない。震災から2ヵ月近くもたつが、福島原発は収束していないし、仮設住宅もまったく足りていない。疲...

2011/04/28

泣きっ面にハチ

  世界の工場は中国ではない、日本である。エコノミスト誌4月26日号「日本外し」P18-19を見ると一目瞭然。サプライチェーンの最重要技術はモノ造りの得意な日本が持っている。競争力の高いこの分野をまず...

2011/04/15

再びスタグフレーション?

  ここ数日間、市場参加者の意識に変化がみえる。キーワードは「スタグフレーション」、原油高からインフレと失業に苦しんだ1970年代がよみがえる。いくつか気付いた点をまとめておこう。  ブルンバーグ...

2011/04/12

福島原発の損害額見積もりは366兆円

 昨日夕方の大きな余震を受けて、福島原発の問題が早期に収拾するどころか、同じような問題が繰り返し起こり、一層の悪化と長期化が予想されるようになった。  先日発表されたIMFによる日本のGDP成長率は...

2011/04/08

復興トモダチ作戦

 原油価格と金価格が高騰している。バレル当り120ドルを超えれば産油国には莫大な富がもたらされる。石油資源を原資とする政府系ファンド(SWF)は企業買収に乗り出すなど、グローバルマネーの流れが変わり始...

2011/04/04

米国QE終焉と日本株

 FRB(米国中央銀行にあたる連邦準備銀行)は米国債の約70%を購入している。米国財務省はQE(量的緩和)をそろそろ終えるのではないかという観測され、QE3がなければ流動性がひっ迫し、短期金利を押し上...

2011/03/27

震災復興には財源と電源確保を

 東京在住の米国市民には退避勧告、放射能に対する予防や必要な薬の配布など毎日のように米国大使館からメールが届く。放射能については米国の原子力規制委員会(NRC)、放射能への対処については米国疾病センタ...

2011/03/20

またもやToo Little, Too Late

 福島原発の危機を救えるのはオールジャパンのレスキュー隊だ。彼らだけがリスクに立ち向かい、身を呈して日本国民の生命と財産を守ろうとしている。昨夜TVの首相声明は遅すぎるし、内容も具体性を欠き、気概も思...

2011/03/15

円高、日本株続落

 日本の未曾有の大地震と大津波の爪痕はまるで戦後の焼け跡のようだ。保険という保険会社(生損保、再保険)は保険金支払い手当てのために、海外資産を円に変える必要がある。円高が急ピッチで進むのはそのためか?...

2011/03/14

危機はまとめてやってくる!

 3月10日から11日にかけて世界中であまりにも多くの出来事があった。もちろん日本の大地震も極めつけの凄い事件だが、その直前にも尋常でないことが表面に出てきていた。  まずリビア情勢。米国は単独介入...

2011/03/07

小室直樹博士と国史

 小室直樹博士は昨年9月に逝去された。77歳だった。天才・小室博士は経済学や法社会学、宗教社会学の本質を示し、社会は科学の対象であり、社会変動には客観的な法則があることを教えてくれた。  私は197...

2011/02/24

さすがにゲッコーはケッコー!

 リビア情勢が緊迫している。リビアでは国民の教育レベルが低く、原油の埋蔵量があってもその精製など多くが外国人労働者に頼っている。彼らが国外に退去していることから、供給が細り原油価格の高騰が予想される。...

2011/02/14

総体的奴隷制国家 日本

  Hさんは大学の大先輩。長年大手企業の副社長を務め上げ、定年を迎えられる。先だってお会いしたときに、Hさんは5月にスペイン巡礼街道をたった一人で制覇する夢を語られた。いわく、「俺は独りで誰も知らない...

2011/01/30

ティーパーティ運動と米国の維新

 1月26日、米国保守派の論壇を招いたアジア・フォーラム・ジャパン(AFJ)の懇談会に出席する。シリーズ「どうなるオバマ、どうなるアメリカ」第2回目の本題は、「ティーパーティはワシントンを変えるか」で...

2011/01/24

TPPは新たな外圧になるか

 20日は一日中、日米関係の集まりが重なった。午前中は東京産業人倶楽部の賀詞交歓会にて、米国大使館公使マーク・ウォール氏(経済・科学担当)の講演を拝聴。環太平洋経済連携協定(TPP)について日米関係が...

2010/12/29

グローバル資金フローからみる2011年

 年末に、IMFのGlobal Financial Stability Report (GFSR)をじっくり読んでいる。GFSRの情報で重要なのは、グローバル資金の流れ(資金フロー)のトレンドである。...

2010/12/13

2012年以降の世界、2011年のマーケット

 今日は日曜日。夕方6時の「バンキシャ」を見る。上海の小学校の教育風景が放映された。三年生の英語の授業。先生も子供たちも教室では英語だけ。しかも、自分の意見を的確に表現するよう指導が行き届いている。子...

2010/12/12

「坂の下の石ころ」と「アメリカン・ナイトメア」

 NHK大河ドラマ「坂の上の雲」が始まっている。今の若者が興味持ってこの番組を見るかどうか疑問である。この秋から週一で大学に教えに行っているが、1990年以降生まれた学生たちは、好景気や世の中が明るく...

2010/11/12

QE2に思う、通貨安戦争の行方

  予想通り、中間選挙でオバマ民主党が惨敗し、そして、FRBはさらなる金融緩和政策を実施した。  既にじゃぶじゃぶ状態のグローバル・マネーは新興国のあらゆる市場へ流れ込み、アセット・バブルを起こして...

2010/01/14

見放される日本、中央集権的官僚体制強化へ

1月13日に恒例のモルガンスタンレー・アセットマネジメント主催の新春年金セミナーに顔を出した。会を締めくくるにあたり、5百人を超える多くの参加者を前に、同社の古川執行役員は興味深いことを述べた。 その...

2009/12/28

ピークオイルとグリーン革命

このところアクティビストについて読んでいる。ブーン・ピケンズの自伝的エッセイ「どん底から億万長者」は実に愉快だが、「ピークオイル」について彼の見解を読んだときに、ここ1か月の出来事が瞬時に頭の中でつな...

2009/11/27

ドル安・株高はいつまで続くか?

ドルキャリとグローバル・アセット・バブル、そしてやばいドバイ テキサス男のジョン・モールディンとは10年近く前にマンハッタンで会った。それ以来彼からEレターをもらっている。ドバイ・ショックより1週間ほ...

2009/11/24

ジョージ・パッカード先生

ライシャワー博士の昭和史 11月17日の夕方、恩師ジジョージ・パッカード先生の出版記念会が外国特派員協会で行われた。私が首都ワシントンのジョンズ・ホプキンズ高等国際関係大学院(通称SAIS)で勉強した...

2009/11/12

ウォール街はパーリア・キャピタリスムから復活できるか

先日、ピーター・バーンスタインの最後の著作『Capital Ideas Evolving(邦訳)アルファを求める男たち』(東洋経済)について友人で運用者でもあるHさんと歓談した。 私たちは近代経済学の...

2009/10/21

日本発世界金融恐慌の可能性

日本国債は大丈夫? 今回の90兆円を超える予算、赤字国債増発、成長戦略を示せないうえでのコストカット、郵政民営化から官製化への逆噴射。これでは、半世紀にもわたる自民党支配で焦土と化した国土にさらに核弾...

2009/10/02

個人と企業の新しいエコな生き方、ジェネロシティ

ジェネレーション G 1.Generation G 2007年に東京に居を移した頃、ある出版社から「企業の社会的責任CSR」について米国の現状を書いて欲しいという依頼があった。金融サービス業界ではヘ...

2009/07/26

日本の政局の行方

私の日本再生のシナリオ 「テロルとクーデターの予感」を読む。佐藤優氏の発言はじつに冴えている。民主党が政権交代を目指し、勢力を伸ばしているというニュースが毎日伝えられる。仮に民主党が政権を担えば、この...

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