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最新リポート
新陳代謝を高める米国市場
国際金融市場はFRBがいつゼロ金利解除に動くかを注目している。イエレンFRB議長はそのタイミングを6月以降と公表し、市場は、早くて6月、あるいは9月にも利上げがあるとみている。利上げの根拠となるのが失業率など雇用の回復である。…
アザー・ピープルズ・マネー(OPM)で生き永らえるギリシャはユーロを脅す
このところトマ・ピケティ著『21世紀の資本論』が日本でもベストセラーとなった。社会の1%の人々が富を独占し、99%が貧困に陥るという極度の格差は、当然、市民社会の有るべき姿ではない。…
再びギリシャ危機 国家資本主義の幻影
2008年のリーマンショック以降、2010年から12年にかけてPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)と呼ばれる諸国では財政悪化が懸念された。…
一難去ってまた一難 緊縮財政への反乱や実物資産は上昇か
25日のギリシャ総選挙で、緊縮財政に疲弊したギリシャ国民は急進左派シリザ党を支持した。
チプラス党首の左派連合は、欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、IMFのトロイカ体制を相手としてどこまで債務圧縮を交渉できるだろうか。…
原油下落とスイス・ショック
2014年6月13日に原油価格が下落し、同時に世界の投資マネーが米ドルへ流入し始めた。そして、その翌週、6月20日からロシアルーブル売りが始まった。「原油下落+米ドルへのマネー流入」は今も続いている。
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インフレとデフレ、そして、戦後70年
日銀の超緩和策のおかげで「けっこう危うい先まで銀行の融資が伸びている、そういうお達しがあるみたいだ」と、先日、中小企業の顧客を多く持つ会計士さんが話していた。…
原油下落の行方 金融危機への導火線となるか?
新興国通貨安が加速
原油下落で国際金融市場全体が揺れ動いている。貿易だけをみれば、産油国にとっては国家の収入減となり財政悪化が懸念される一方、輸入国にとっては安い原材料価格は歓迎すべきであろう。だが、問題はそれほど単純ではない。…
米国経済は堅調 金融市場は年末の利益確定に動く
先週、ニューヨーク市に出張した。金曜の午後から街中で大渋滞が発生した。クリスマスの買い物や観光・観劇、パーティーで人と車がマンハッタンに流入したためだ。…
超長期にみた世界経済 技術革新が牽引する成長と変化
四半世紀前の1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、その後、世界は根本的に変わった。どう変わったのか、そして、この先どう変わろうとしているのか。25年という超長期の観点から世界経済の動向を見直してみたい。
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黒田サプライズの後に来るか、「第2次マネー敗戦」 – 山広恒夫記者へのインタビュー –
去る10月31日に黒田日銀総裁はサプライズのQQE(質的・量的緩和)を行いました。その影響についてFRBウォッチャーとして著名なブルームバーグ山広恒夫記者(ワシントンDC)にインタビューしました。
大井: …
APEC(アジア太平洋経済協力会議)が閉会。世界は変わるか?
11月9日から11日まで、北京で数々のAPEC首脳会議が開かれた。メディアは赤い皇帝「習近平」をカメラの中心に据え、あたかも中国を中心に世界が動いているかのような印象を与えた。
サプライズ日銀、何故このタイミングか?
筆者は、10月30日(木)に、帝国ホテルにて日経新聞社主催の日経CSISシンポジウムに参加した。会場には日米関係に関心を寄せる1700人近くが集まった。
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世界経済・国際金融市場の動向を見る時の3つのポイント 米国金利、中国そしてドイツ経済
世界経済・国際金融市場の動向を見る上で、気になるポイントが三つある。
米国の政策金利がいつ上昇に転じるか。
中国の経済成長がどの程度まで鈍化するか。…
続く通貨安戦争、世界経済の減速、エボラ出血熱の拡大、イスラム国家の勢力拡大等
通貨安戦争は続く
G20の中央銀行総裁や財務長官が集う機会の多い10月、11月。世界経済の減速、エボラ出血熱の拡大、イスラム国家の勢力拡大等が共通の問題として話し合われている。…
先行株グループのピークアウトに見る今世紀に入って3度目のバブル崩壊の予兆 山広恒夫氏
山広恒夫氏は、FRBウォッチャーとして有名はブルームバーグのワシントン支局記者です。今回はFRBウォッチの現場から、量的緩和の「出口なし」と語ります。
大井: …