グローバルストリームニュース
国際金融アナリストの大井幸子が、金融・経済情報の配信、ヘッジファンド投資手法の解説をしていきます。

米国の中東政策、失敗した大戦略

 シリアの内戦が激しさを増し、多くの市民が化学兵器の犠牲になっています。ウォールストリート紙ウィークエンド版にはビニール袋に包まれた多数の死体が床に並ぶ痛ましい写真が掲載されました。さらに衝撃的なのは「失敗に終わった大戦略:…

QE(量的緩和)の効用と不安

 FRBバーナンキ議長が「QE続行、縮小はまだ先」と示唆し、ウォール街ではメガバンクの第2四半期の好調な決算発表が続き、資金は債券から株式へと資金がシフトしています。米国株は2008年来の高値をつけています。    …

再びチャイナリスク考

 中国、ベトナム、北朝鮮。この三国はアジアで社会主義を掲げています。米中が接近するなか、ベトナムはうまく二股かけています。中国と経済連携を深め、米国と軍事的連携を深めています。今週も中国に関するニュースをお届けします。

潮目が変わるとき

 7月5日に米国の失業率(6月)が発表になりました。米国の景気は上向き、FRBによる量的緩和(QE)も9月には具体的な出口戦略が出てきそうです。マーケットではQEが出口に向かうことで長期金利が上昇しています。  …

日本のQEは道半ば、マーケットと対話しよう

 この数週間の急激なマーケットの動きをまとめると、1)新興国通貨の下落、2)日本株の下落、3)米国債利回りの上昇、4)インフレ懸念が弱まる、5)ユーロ・円に対してドル安が進んだ。以上は、FT紙のベテラン、ジョン・オーサーズ記者 …

アベノミクスの行方 株価暴落はあるのか?

 5月の最後の週、米国でメモリアルデイ・ウィークエンドがやってくると「夏が来た」と感じます。子供たちの学校は夏休みに入り、家族旅行に出かける人が増えます。この頃、毎年マーケットが一服、調整局面に入るケースが見られます。  …

金融ツワモノ・インタビュー

今井澂(きよし)さん は、御年77歳。 半世紀以上も相場を見続けたツワモノです。 ゴールデンウィーク明けの5月10日 に、為替相場、アベノミクスの見通しなどについて、 貴重な対談をしました。