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大井 幸子 638 posts 0 comments
国際金融アナリスト。SAIL社代表。ウォール街で20年近いキャリアを持ち、ヘッジファンドなどオルタナティブ資産の運用に関して論文・記事、講演多数。国際金融および経済について情報発信中。
日銀の超緩和政策の先にあるもの
今年の日本経済、黒田日銀総裁が4月に退任され、その後は問題山積。「永遠のゼロ金利」はなく、アベノミクス残骸をどう処理するのか、本当に舵取りの難しい時です。
岸田増税、財政赤字悪化、国債格下げとなるか? 裏帳簿は日本を格下げから救うか?
2014年11月に故安倍首相は2015年10月に予定していた消費税率10%への引き上げを先延ばしにすると表明し、このことから財政悪化が懸念されて、大手格付け機関が一斉に日本国債の格付けを「AA(ダブル・エー)」から「…
FTX破綻から学ぶこと 仮想通貨市場の破綻はリーマンショックにつながるのか?
今回はFTX破綻後の現状と仮想通貨市場で続く他社の破綻についてお伝えし、既存の実体的な金融システムに影響があるのか、最悪の場合、リーマンショックのような金融危機を引き起こすリスクがあるのかについて、お伝えします。
FTXは詐欺なのか、陰謀なのか? 仮想通貨市場で大規模ポンジスキーム
「FTX破綻」は、日本のニュースでもこの世界で2番目に大きな仮想通貨取引所で投資をしていた個人投資家が出金できないといった厳しい現実が報道されています。そもそもFTXとは?事件の発端。創業者…
カネの流れから見えてくるウクライナ情勢の真実とは?そして、台風4号の進路に想う日本の危機
物事の本質を見極めるには「Follow the money. カネの流れを追え」と言われます。オモテでは戦争していますが、当事者同士はウラではお金でつながっている・・・これがウクライナ戦争の実態です。
インフレ、リセッション、そして、急激な円安
6月10日(金)に米国では重要な経済指標が発表されました。インフレ率を示す消費者物価指数(CPI)です。
下のグラフでは、総合インフレ率(CPI!-->!-->!-->…
イースター復活祭、バイデン政権の「良心」の復活はあるのか?
今週末はイースターです。欧米のキリスト教圏ではイエスキリストの復活を祝い、また、長い冬が終わり、春が来たことを祝います。私は日本で暮らすようになってからもこの時期に「マタイ受難曲」の演奏会に足を運んで来ました。