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大井 幸子 653 posts 0 comments
国際金融アナリスト。SAIL社代表。ウォール街で20年近いキャリアを持ち、ヘッジファンドなどオルタナティブ資産の運用に関して論文・記事、講演多数。国際金融および経済について情報発信中。
カネの流れから見えてくるウクライナ情勢の真実とは?そして、台風4号の進路に想う日本の危機
物事の本質を見極めるには「Follow the money. カネの流れを追え」と言われます。オモテでは戦争していますが、当事者同士はウラではお金でつながっている・・・これがウクライナ戦争の実態です。
インフレ、リセッション、そして、急激な円安
6月10日(金)に米国では重要な経済指標が発表されました。インフレ率を示す消費者物価指数(CPI)です。
下のグラフでは、総合インフレ率(CPI!-->!-->!-->…
イースター復活祭、バイデン政権の「良心」の復活はあるのか?
今週末はイースターです。欧米のキリスト教圏ではイエスキリストの復活を祝い、また、長い冬が終わり、春が来たことを祝います。私は日本で暮らすようになってからもこの時期に「マタイ受難曲」の演奏会に足を運んで来ました。
それでも世界は成長し続ける 変化はチャンス
このところニュースはウクライナ情勢一色です。欧米ロシアは賞味期限になりそうな武器弾薬を投入し、志願兵や傭兵が入り乱れた戦場は地獄の沙汰です。ウクライナでの戦火が長引き、他の地域へも拡大していくのかどうか、世界情勢は不穏です。
資源・食料価格の暴騰 世界は人道危機に直面する
ウクライナ危機で、ロシアそしてウクライナが生産する資源や穀物の価格が上昇しています。今、中国がロシアから資源を買い取り、自国に溜め込んでいます。では、資源を溜め込めば経済成長できるかというと、それほど簡単ではありません。